cafe N24 by kodomosekai

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cafe N24 は 2017年7月13日をもちまして、閉店致しました。
今まで当店を想って下さった全ての皆様へ、心より感謝 御礼申し上げます。
本当に有難う御座いました。
ブログ最終更新文にて御挨拶を掲載致しました。
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桜重ねに思いを馳せて*

  1. 2014/03/12(水)

いつもアイシングクッキーをお願いしている、 Cafe & tableWare Beneサンから届いたクッキー。
今回はロゴクッキーの配色が桜色でした。

すんごく可愛い~


この配色を見たときに、ハッと日本古来の装束に使われる「桜重ね(桜襲)」という配色を思い出しました。


平安時代の高貴な方々は、雛人形の装束に代表されるような重ね着をしていたのは皆さんご存知の通り。
(まあ、常にあの状態で居たわけではないそうですがヾ)
当然そこは色合わせの世界にもなる訳ですが、色の合わせ方にも様々平安ルールがあるようで、季節や場面・階級ごとに細かな決まり事がある中で、加えて装束の着こなしは数少ない自己アピールが出来るポイントでもあった様です。


そうなってくると単に色の付いた着物を重ね着していくだけではなく、
1.表裏のかさね色目(要するに生地の薄い素材で作るリバーシブルのようなもの)
2.重ね着のかさね色目(濃い色の上に薄い色を着て、下の色を透けさせる)
3.織物のかさね色目(織る段階でタテヨコの糸色を分け、生地を見る角度によって色が変わる様に仕立てる)
…といった趣向をこらして、男性も女性も、季節とおしゃれを楽しんだという事です。


実は私、この趣きが昔から大好きなのですww
なかなか現代では取り入れるのが難しいですが、手軽なところで便箋とかラッピングなど紙製品でね、楽しみます。

それぞれの色の重ね方には、技の名前のようなものがついていて、それがまたオツなネーミングばかりww
例えば面白いものでは、当時の女性色(赤系・緑系・黄色系・紫系)を様々重ねた「色々」という着こなしも。

これは確かに色々な色がのぞく合わせ方で、表裏のリバーシブルを6枚程重ね着するという…結構大胆。
どんな女性が好んで着ていたのか、ちょっと気になります(笑)

桜重ねは「表裏・重ね着・織り」、いずれでも冬春用の色目として着用されていた様なのですが、調べれば調べるほどその色目には「諸説多し」とされて、確証的な色の再現はされていないようです。


(ただ、どうやら「下に薄紅色×上に白」と重ねて、淡い桜色を表現したのではないか?と。
いやはや古い色には謎が多い、色の正確な再現はやはり別格に難しいのでしょうかねえ…恐竜の色もしかり。
確かに、現代で桜を肉眼で見てすら、白なのか赤なのか薄紅なのか、表現に迷うことってありますし。)


微妙なニュアンス、ほんの微かな花の香り。
ゼロかイチかもはっきりしない様な曖昧さは、時には困ってしまうけど。
でも、こと桜に関しては、その曖昧な加減こそが花の「魅力」なのだと感じています。



…と言う事で、今日の記事はアイシングクッキーの桜色から思いを馳せて、平安時代の装束話に。
それにちなんで文字の色をちょっと変えてみましたよww
平安末期に源雅亮が著したとされる「満佐須計装束抄」から、女性の祝着である「松重」の色重ねを再現してみたんですが~
この絶妙な色の組み合わせが、もし御簾の下からチラとのぞいていたならば…
確かにドキッと目を惹くかも知れませんよね…平安ファッション、あなどれません!

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