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リラの空想∴゜
夕方、土砂降りの雨になった一昨日。
その昼間にたまたまN24お隣の白楊小学校前を通りかかりましたら、丁度八重桜がこの春最後の美しい姿を見せているところでした。

桜の側では理科の屋外授業中。
階段に均等間隔に置かれた各々のノートが、何とも懐かしい感覚にさせてくれました


ふと目線を移すと、塀越しに可愛い新芽

ちょっと触れてみたら柔らかくて、それから少しキュッキュッとする触り心地ですww

実は白楊小学校には沢山の木の花が植わっていて、それは塀越しに間近に見ることが出来るのです。
例えば今咲いている24条通り沿いの木花だと、黄レンギョウや…

これ↓はバラ科の「ズミ」



語源は染料となることから「染み(そみ)」、実が酸っぱいことから酢実とも言われているそう。
どうやら一般的には白い花が多いのかしら??

でも、白楊小にはこんなピンクの筋が可愛い「ズミ」も


それからツツジ♪

そして今の季節はなんと言っても「ライラック」

北24条でも街中至る所で本当によい香りが漂っています~!嗚呼、幸せな季節ですねえ~


このライラック、道外にお住まいの方には「背の低い植物」だと思われて居ることも多いそうですが(例えばヒヤシンスのように)、ライラックはモクセイ科ハシドイ属の落葉樹、要するに「樹」です。
モクセイ科ですから、それこそ良い香りの花で有名な「金木犀」なんかとお友達なのでしょう。
ライラックは割と細身の枝振りで、枝の上の方に花がつきます。
例えばこんな感じ↓道路標識の高さを越えるあたりに花。

こちらはホテルの外側にある植え込みにて↓(地面よりも一段高いところから生えています)
コレくらいの背丈なら、花に顔を近づけて香りを堪能することも出来ますww

この花は「ライラック」の呼び名が一般的ですが、フランス語由来の「リラ」も有名ですよね。
加えて実は和名も別にあって「ムラサキ ハシドイ」と呼ぶそうです。
漢字で書くと「紫丁香花」、一気にアジア色が強い印象に…笑
花言葉は「友情・青春の思い出・純潔・初恋…」あれれ?何だか私としては、色っぽい花の香りに対してちょっと違うイメージに感じますヾ
そして、「…大切な友達」とも。
花言葉の起源は19世紀初頭という説が有力とされています。
フランスの貴族社会で草花を擬人化した詞華集が流行となり、その詩が持つ意味が現代の「花言葉」につながるのでは?といわれているそう。
つまりライラックの花言葉「友情・青春の思い出・純潔・初恋・大切な友達」を連想させる、もともとの詩が存在していたのかも?しれませんww
そうやって想像していくと、もしライラックを詠んだ当時のフランス貴族が居たなら…
まだ若きあの日。
友として側にいるうち、いつからかあの人への淡い恋心に思いを膨らまた自分。
そう、あれは初恋でした。
でもそれは青春の思い出として自分の胸に秘めたまま、今でも私はあの人とは大切な友人なのです。
とかね?とかね??笑
そんな思いを込めた詩を手書きの詩作ノートにそっと記し、貴族サークル内で回覧したりしていたのかなあ~と。
詩って詠って、見たものや感じたことを「香らせる」、素晴らしい言葉の魔法だと思います。
うん、そうやって想像しているとライラックの芳香と花言葉もシックリくる気がね、してきた

なーんて…いやはや、まったく随分と自分勝手な解釈を我ながら広げたこと!苦笑
でも花の香りに誘われて、ちょっとリラの昔に思いを馳せてみるのもね、今の季節のならではの楽しみ方かもしれませんよね??
